〜国内及びグローバル市場へさらなるビジネスプラットフォームを拡充〜

　OT & IoTサイバーセキュリティのグローバルテクノロジーリーダーであるSCADAfence（本社：イスラエル・テルアビブ、CEO：エルアド ベン・メイル、以下SCADAfence）は、本日、富士通（同子会社の富士通ベンチャーズ株式会社が運営するファンドを通じて）・三菱電機・他からの出資による追加資金調達を完了したことを発表しました。

　OT ネットワークを標的とするサイバー脅威が急増し、国家を背景とする脅威者がますます蔓延する中、世界中の行政機関が重要インフラへのサイバー攻撃からの保護を強化するための法案を制定し始めており、この急速に変化する状況の中でSCADAfenceは、OT環境へのセキュリティ対策を強化しようとする組織にとって最良の選択肢として注目されています。今回の資金調達により、SCADAfenceは日本国内及びグローバル市場へのさらなるビジネスプラットフォームの拡充のため、日本国内及び海外主要地域における販売・サポートチームの増強、富士通・三菱電機を含めた戦略的パートナーとのより強い協力関係の構築を進めてまいります。

　富士通は、世界100以上の国・地域に顧客を持つ世界有数のテクノロジー企業で、経営課題の解決や社会的課題の解決に向けた革新的なソリューションの提供を目指す新しいグローバルビジネスブランド「Fujitsu Uvance」のOTセキュリティサービスとして、SCADAfenceのソリューションを提供していくことになりました。今回の両社のパートナーシップの強化により、富士通はIT-OT融合環境のデジタル化を支援するサービスの拡充を加速させていきます。

　富士通株式会社 Head of Uvance Hybrid IT荒井孝二様は次のようにコメントしています。「OTセキュリティの必要性はかつてないほど高まっており、SCADAfenceは富士通にとって、産業・重要インフラ組織が施設や従業員を保護するために必要なソリューションを提供すると同時に、接続性を拡大し、デジタルトランスフォーメーションを加速させるための最も重要なパートナーのひとつです」「富士通は、SCADAfenceのOTセキュリティに対する深い理解と、この世界的な課題に取り組む彼らの力強い取り組みに非常に感銘を受けています」

　三菱電機は、SCADAfenceのソリューションを同社のファクトリーオートメーション製品に統合する計画を確認しました。これにより同社のエンドユーザーに対するシームレスな体験を提供し、また同社によるOTセキュリティの提供を、即時的にベストインクラスへと引き上げていきます。

　三菱電機株式会社 常務執行役CDO・ビジネスイノベーション本部長 榊原洋様は次のようにコメントしています。「SCADAfenceは過去数年間、市場で最も包括的かつ効果的なOTサイバーセキュリティソリューションプロバイダとして際立っていました。三菱電機がSCADAfenceの将来への投資の実行を決定したのは、SCADAfenceのこれまでの成功と、SCADAfenceの堅牢で成熟した製品ラインに対する証しです」

　富士通・三菱電機からの出資は、当社が戦略的パートナーシップの力を信じていることを強調するだけでなく、当社のビジョンと能力に対するパートナーの信頼をも証明するものです。この新たな資金調達により、当社は次の段階へと成長し、重要なインフラ向けセキュリティの主要なプロバイダーとしての地位を確固たるものにする態勢を整えていきます。

SCADAfenceについて

 SCADAfenceは、大規模な産業ネットワーク (OTネットワーク) をもつ様々な企業が、その運用からサイバーリスクを軽減し、運用健全性を向上させることで、企業のIoT/デジタルトランスフォーメーションの推進を支援します。SCADAfenceのパッシブ型プラットフォームは、大規模なネットワーク全体をカバーし、クラス最高レベルの検出精度と、機器・通信の特定及び可視化を行い、ハイレベルなユーザエクスペリエンスを提供します。SCADAfenceはOTセキュリティの機能を既存のセキュリティ運用へシームレスに連携し、IT/OTの融合を促進させます。SCADAfenceは、ヨーロッパ最大の製造工場を含む、世界でもっとも複雑な産業ネットワークに高度なセキュリティと運用健全性を担保する機能を提供し、製造・ビルマネジメント及び社会インフラの分野における安全かつ効率的なデジタルトランスフォーメーション推進を支援します。詳細はhttps://www.scadafence.com/ja をご覧ください。